青沓の旅とその他の日記

とあるの旅好きのしがない日記

FAVRICからみるVtuber業界の盛り上がり

こんにちは、青沓(あおと)と申します。

 

先日開催されましたFAVRICの盛り上がりをみてて思ったことをまとめてみたいと思います。

 

Vtuberがインターネット普及、3DCG、モーションキャプチャといった技術革新の賜物たるVirtual Reality(仮想現実)としてのデジタルコンテンツの最先端のはずなのに結局行き着く先がリアルイベントなのは何でなんだろうなって話。

 

家だろうが移動中だろうがどこでも同じ映像体験が、いつでも、かなりの廉価でできるというのがVtuber、仮想現実の強みであるはずなのに、わざわざ高い入場料と時間をかけて会場まで足を運ぶリアルイベント、グッズ販売が盛況なのにはきっと理由があるのだろう。

 

もちろんコンテンツ提供側としてはyoutubeの広告収入だけではビジネスとして成立させるというのは難しいという事情もあるだろう。

 

ただそれだけではリアルイベントは成立しない。来場者がいないと成り立たないからだ。

 

おそらく、PC・スマホの画面を見るだけで受動的にコンテンツを受け取った時の満足感と、わざわざ足を運んで能動的にコンテンツを受け取った時の満足感には大きな差があって、更には同じ趣味嗜好の人間が集まっているという高揚感・一体感は、どれだけ技術革新が進んでも変化することはないんだろうなと。

 

それはその他のエンターテイメント系コンテンツにも同じことが言えて、例えばクラシックの世界でもどれだけWebやyoutubeにコンサート録音の音源・映像が充実していても、リアルなコンサートには勝るとも劣らない魅力がきっとあるはずなんじゃないかと。

 

逆にそういった「リアルなイベントにしかない魅力や体験」を観客は求めているのだとすれば、ただただコンテンツを見せ、聞かせるだけのものなら別にyoutubeで構わない訳で、コンテンツを提供する我々はその魅力を意識しなくてはならないのではと。

 

 例えば、ドラマやアニメなどの撮影現場に向かう所謂「聖地巡礼」もそうで、苦労して探していた光景を見つけたときの高揚感や満足感みたいなものこそが、デジタルではないリアルなコンテンツに今後ますます求められていくのではないかと感じます。

 

仕事でも趣味でもコンテンツを提供する場の端くれに立っている自分なりに最近感じてチラシの裏に書き溜めていてものですが、チラシの裏に収めておくには勿体ないなとなんとなく思い、長文で書き出してみましたまる。お目汚しTL汚し失礼いたしました。